深刻な人手不足を外国人材で補うのが特定技能制度です。特に愛知県は全国でも最多の受け入れ人数を誇り、東京を超える人数の受け入れを行っているのが特徴です。しかし、受け入れたものの実際にはどのような分野で勤務しているのでしょうか。今回はそのような愛知の特定技能制度の魅力や実際の働き方について解説します。
愛知県の特定技能制度の魅力や実際の働き方を紹介
愛知県では特定技能制度で自動車産業などに就業している状況です。もちろん全国的に勤務数が多い飲食料品製造や建設、介護、外食などのサービスにも積極的に就業している状況です。国籍別ではベトナムが約半数をしめています。ただ、本来多くの特定技能制度の利用者を想定している介護福祉士は試験が困難なことから、受験しても合格することはできず、本来の介護人材の拡充といったことが困難になっています。そのため、実際の働き方としては、愛知県の場合、自動車産業などの分野で製造業の技能を学ぶ働き方が多くなっています。外国人が家族と一緒に暮らせる特定技能2号は魅力的な制度であり、愛知県でも多くの人材が求められている産業機械など製造分野の2号試験が実施されています。このように愛知県では全国でもトップクラスの特定技能制度の利用が行われており、外国人が家族と生活できる特定技能2号の取得者も増えています。
特定技能とはそもそもどんな制度か
特定技能は、産業分野において専門性・技能を有する外国人を受け入れることを目的とする制度です。2018年から創設され、2019年から本格的な運用が始まっています。具体的には通算在留期間は最大で5年です。 5年間が終了すると原則として母国に帰国するものとなっていますが、2号を取得すれば実質的に日本で永住できます。
特定技能はどんな職種が指定されている？
特定技能には様々な職種が指定されています。具体的には介護、ビルクリーニング、素形材産業・産業機械・電気電子情報関連製造業、建設業、造船・舶用工業、自動車整備業、航空業、宿泊業といった分野です。これらの分野で今後外国人がより多く活躍することでしょう。
